Amazonプライムビデオ「戦闘車」は面白かったのか。

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アマゾンプライム戦闘車
■Amazonプライムビデオ「戦闘車」

大々的なTVCMを打ち、様々なメディアでも取り上げられ、バラエティ好きの心を大いに煽って配信が開始されたAmazonプライムビデオ「戦闘車」
もちろん私も期待しておりました。

が、蓋を開けてみれば……。

公式ページの評価もいまのところ平均で★3。
レビュー内容もやはりマイナス意見が多い。
一体何故こんなことになってしまったのか。

▼豪華メンバーで贈る?

まずはこのキャッチコピーに?マークである。
おっ! と思ったのは、昨年末丸腰刑事でブレイクした俳優の原田龍二と、プロドライバーの脇坂兄弟くらい。
あとはぱっとしない芸人が大半であり、ここに極楽とんぼの山本を持ってきたのはあえてなんだろうが、例え地上波でなくともその顔を見たくないという意見が多く、事件に対する禊はまだ済んでないようだ。
また、プロレスラーの武藤啓司は何故このオファーを受けたのか。
歩くのも大変で、軽トラの荷台に乗って移動するくらいだというのにもう痛々しくて見てられなかった。

▼前代未聞の壮大なカーバトル?

出演者に関してはどうとでもなるんだ。
問題はここから。

まずはこの番組で使用されている車。
センチュリー、ベンツ、アルファロメオ、アウディ、ボルボ、ジャガー……
車をよく知らない人でも、その名を聞けば高級車と連想するメーカーがズラリ。
しかし実際にはいわゆる“型落ちモノ”であり、わざわざ紹介時に記された“新車時価格”が逆に虚しさを感じさせる。

さらに、戦いの舞台となる地。
さぞお金をかけて広大なバトルフィールドを用意したんやろなぁ。
お得意のドローンでの俯瞰撮影映像が流れ……

「狭っ!!」

なにこのこぢんまり感!?
昔、自分が通っていた車の教習所と同じような狭さ!!
こんな所で迫力あるバトルシーンが撮れるのかと不安がよぎる。

▼出演者全員が命懸けで様々な試合に挑む“デンジャーテイメント”?

フィールドの狭さなんて、カバーできるさ。
致命的なのはここから。

現時点で配信されているのは第2話。
戦いは第1試合の“寸止めの関”。
壁に向かって走りブレーキングしてどちらが壁ギリギリに止まれるかを競う、いわゆるチキンレースである。
止まれず、壁を突き破ってしまうとその先は崖! 傾斜60°!
下見する出演者。 口々に

「やばいって!」「死んでまうよ!」

えっ……

どう見ても崖ではなく“坂”なんですけど。
画面からは期待するデンジャー感が全く感じられない。

その後の試合内容も何ともお粗末。

真っすぐに走ればええものの、何故かハンドルを切って尼神インター・渚の自前車にぶつけ、試合後に「ナニさらしとんじゃ」的なくだりをヘラヘラと演じる南明奈。
壁の先の坂……いや、崖にビビって規定の速度すら出せないでいたというプロドライバーの脇坂・兄。

もし、筋書のあるエンターテインメントであるならば、それならそれでしっかりと作らないと。
画的に弱いなら撮り直す!
それくらいはして欲しい。
このままでは地上波となんら変わりはなく、正直、出川さんが普通に受けそうな“罰ゲーム”と同じ域である。

Amazonである意味ってナニ?

昔なら出来ていたことを現代に蘇らせ、そして進化させる。
万人受けすることを狙ったらアカン。
「リンカーン」の巨大化してみよう企画、好きやったなぁ。
「風雲たけし城」とかも面白かったなぁ。

やっぱり、リアルカイジはAmazonで思いっきりやって欲しいのである。

■Amazonプライムビデオ「戦闘車」

全5エピソード/毎週金曜 新エピソード配信