わたくしも皆様も、色々とツッコミたい事ばかりだと思います。
▼コンセプト
日本人が麺をすする音が外国人に不快な印象を与えるという「ヌードルハラスメント」を解消
ラーメンや蕎麦などをすすって(音を出して)食べるという行動は、日本では特に行儀が悪いとはされていない。
これはひとつの食に関する文化である。
それを、外国の方が嫌悪するからという理由でこちらがカモフラージュしなければならないというのには納得がいかない。
例えば、昆虫などいわゆる“虫”を日常的に食する国があったとしよう。
そこに我々日本人が行き、そういった文化がないために現地の人間に
「てめえナニ気持ち悪いもん食ってるとこ見せてんだよ! 見えねえように食えよ」
と言うだろうか。
郷にいては郷に従え、だ。
もちろん、海外において麺類をすすってまでして食べたい、というのであればこの道具は大いに活用すべきである。
▼デザインとか
集音マイクが麺をすする音を感知すると、近距離無線通信によって信号をスマートフォンに送信する。信号を受信すると、スマホにインストールされた専用アプリから音楽が流れ出す
まずPVを見て思ったのが思いのほかデカいということである。
こんなんで食べていたら恥ずかしいことこの上ない。
しかも麺をフォークでは食べない。
カモフラージュする音は、フォークから直接でるのかと思いきや、近くに置いてあるスマホから連動して発せられるって……
それならいっそのこと、スマホの画面を触っている間だけ例の音が出るアプリとかでいい。
なら普通のフォーク、いや、お箸で食べられる。
そしてネーミング。
いくら着想を得たといっても、トイレと食べ物を連想させるその決定は理解できない。
あと、アップルを意識したPVの構成もいかがなものか。
結局、販売はクラウドファンディングというカタチで、「出せば絶対に売れる!」とメーカーが確信した商品でもなんでもなく変わったモノ好きが買ってくれれば面白い、にとどまるだけのアイテムなのである。
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